老後破産がよぎったらする家計把握方法 

こんにちは、定年奥さんのFP3級技能士、ままなです。

今回は、夫が定年してから貯金の残高に驚き私がどんな行動をとったかをお話しします。

夫が定年を迎えて

2年前、夫が定年を迎えました。今の時代1つの会社で務めることだけが良いわけではありませんが42年間、長い会社勤めの中でいろんなことがあったしょう。本当にお疲れ様でした。と感動的な定年の日を迎えましたが、そのまま、会社には定年社員として残るので次の日も同じように夫は会社に行きます。

私も仕事をしていますので、今までと同じような日々を続けて1年ぐらいたったでしょうか。ある日、通帳を見てびっくり、残高8176円!驚きました。気にはなっていましたよ。確かにある程度のまとまった退職金は別の定期預金にいれました。しかし、それまで大変だった子どもたちの学費もあまりいらなくなり最近は定年前でお給料もマックスに…貯金の残高はずいぶん増えていたのです。

このままにしておくのは良くないことはわかっていました。定期預金に入れてお金を別にしなくては、お金の流れが分からなくなってしまう。でも、定期預金の金利が少なすぎるとか思ったり、他の事が気になって後回しにしていました。このままではいけない!「老後破綻」この言葉が頭をよぎりました。いやそんなはずはない。いやでもこのままでは…

それから、私は1ヶ月。私は家計管理について考えいろいろな資料を読み、調べました。

老後破綻がよぎったらすること 3選

私が家計の危機でしたことです。

  1. 家計把握
  2. 金融リテラシーの強化
  3. 資産の運用

まず、今の家計が状どんな態なのかを、把握するとこからだと考えましたが、家計簿もつけていないので、どうしたらわかるのかもわかりません。わかるのは今、いつもの通帳に8176円が入っていることだけです。とりあえず、その給料の振り込み通帳の記帳欄を3年前ぐらいからから見ていきました。

家計を把握するためにすること

  1. 退職金を含めた貯金額の把握
  2. 定年後の収入の確認と支出の見直し

退職金を含めた貯金額の把握

一番、このままではいけないと思ったのは私たち夫婦二人とも、退職金がいくらあるか把握していないことでした。給料振り込み以外の定期預金の全額もはっきりわかっていませんでした。

退職金がいくらなのかわからないなんてと不思議に思われると思いますが、退職金を分散していろんな受け取り方をしているのと、退職時の書類が多くて一つ一つの理解ができません、頭の中が整理できてなかったのです。

サラリーマン世帯としてのほほんとした生活を送っていたと思い反省しました。確定申告も家を購入した時ぐらいと数えるほどしかしたことがなく、税金のことは会社任せ、忠実に仕事をこなして家庭を守る。ボーナスなどまとまったお金、月々決めたお金はとりあえず、心配なので定期預金通帳に入金をしていました。

退職時の書類は何枚かの大型の封筒に無造作に入れられています。夫は絶対に失くしてはいけないと赤ペンで書いていました。なくすことが怖くて大事にそのまま置いていたのです。

何十枚の資料を出して、そこに書いてある金額と振り込みのあった金額を照らし合わせ、それらしきものが見つかりました。やっと退職金の金額が分かったのです。

そして、別通帳の存在がわかりました。知ってはいましたが、忘れていた通帳の存在が…また会社で給料引き落としにしていた社内預金の存在も…

それらは、全部表にまとめるところから始まりました。

収入、支出の見直し

収入は

 現在の全収入の把握は、給料振込金額を毎月金額書き出していきました。私のパート代と夫の退職後の給料それに夫は高年齢雇用継続給付金があります。

高年齢雇用継続給付金とは

夫がもらう高齢者雇用継続給付金は次のものです。

【高年齢雇用継続基本給付金】
基本手当(再就職手当など基本手当を支給したとみなされる給付を含みます。以下同じ。)を受給していない方を対象とする給付金で、原則として60歳時点の賃金と比較して、60歳以後の賃金(みなし賃金を含む)が60歳時点の75%未満となっている方で、以下の2つの要件を満たした方が対象となります。
1.60歳以上65歳未満の一般被保険者であること。
2.被保険者であった期間(※)が5年以上あること。

60歳到達時の賃金月額が30万円である場合の支給額の例です。

1.支給対象月に支払われた賃金が26万円のとき

 賃金が75%未満に低下していませんので、支給されません。

2.支給対象月に支払われた賃金が20万円のとき

 低下率が66.67%で61%を超えていますので、支給額は16340円です。

3.支給対象月に支払われた賃金が18万円のとき

 低下率が60%ですので、支給額は27000円です。

厚生労働省のホームページより

支出の見直し

支出の見直しも通帳からです。まず、固定費を見つけて毎月分の金額を書き出していきました。そして3年分の平均を出しました。食費はいくらかかっているのか今でもよくわかりません。

  1. 固定費の見直し
  2. 食費の改善
  3. 後はあまりきっちりしない

固定費の見直し

  1. 携帯電話を格安モバイルに変更
  2. 電気ガスをまとめて同じところに
  3. 医療保険の見直をし1つ解約、
  4. 車両保険は車の年数が経ったので解約
  5. 車は一家に2台持ちなので、ダメになったら1台にする計画も

携帯電話はどの会社がいいのか探すのにかなり時間がかかりました。娘を入れて3人分になっているので、好みがばらばらで説得するのにも時間がかかったりと大変でした。

電気ガスのまとめは、簡単に書類を書くことでできました。

医療保険は長い期間入っているうえに解約すことの不安があったりと心との戦いでした。一つはそのままで、一つのみ解約しました。

車両保険は夫は納得いかなかったので私の保険のみ解約となりました。いつか車を一台にする案も波乱の予感を感じます。

食費の改善

二人して別々に買い物に行き同じものを買ってたくさん食べすぎるなどをしていたため、買い物を控えたくさん買ったら小分けして冷凍をするなど、作り置きをするようにしました。夫にも買いすぎないように話をしたのでだいぶん良くなりました。おまけにダイエットにも良いようで、少しスマートになることができています。

やっぱり月の食費はよくわからないのですが、なぜかというと夫が美味しいものが安かったら買ってくるのが楽しみのようで、まあそれも定年後の楽しみならばとも思ったりして…

それでも意識する前と比べると半分以下になったのではと思います。

というわけで「老後破綻がよぎったらすること3選 その1」は家計を把握することでした。ありがとうございました。次は、「老後破綻がよぎったらすること3選 その2」に続きます。

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