就職後、上手なお金の貯め方は?

もうすぐ60歳の私から、20歳代の子供世代に伝えたいお金のことを記事にします。最近、60歳を前にして私は、老後の生活の事を考え始めました。年金のおおよその金額を調べ、何万円か足りないことが分かり、働いている間に少しでもと資産運用を始めました。

資産運用には時間が必要です

20歳代で資産運用を今から始めるとかなりの長期で運用できます。

投資信託とは

資産運用は、投資信託をしています。投資信託とは、複数の投資家から小口の資金を集めて、投資の専門家であるファンドマネジャーが債権や株式、不動産などに分散投資をするしくみの金融商品です。

投資によって得られた利益は投資家に分配・還元されます。投資信託のメリットは複数の商品や銘柄に分散投資をすることでリスクを抑えられることです。

複利の効果

「分配なし」の投資信託を長期で運用すれば、投資信託の複利の効果が期待できます。しかし、投資信託は毎年プラスになるとは限りません。マイナスの場合は複利の効果は得られません。

複利効果とは、運用で得た利益を再投資することで、利益が利益を生んで、お金が膨らんでいく仕組みのことを言います。

長期運用

投資信託は長期にわたって金融商品をそのまま持ち続けることで、投資の平均収益率が安定していく傾向にあります。

株価は上がったり、下がったりと波打ちます。とくに1年目はかなりの振れ幅があります。長期で継続した方が株式投資、年平均収益率の最高と最低の開きが徐々に小さくなりプラスの値に落ち着いてきます。投資信託は長期で運用した方が良いのです。

投資信託を始めると

私は、今57歳。これから始めて10年後は67歳。15年後は72歳。20年後は77歳です。

100万円を年利5%で資産運用をした場合

  • 10年では…100万円 → 160万円ほど
  • 15年では…100万円 → 200万ほど
  • 20年では…100万円 → 265万円ほど      になります

年利とは

「年利」とは、投資した金額に対する利益の割合のことで、1年間の「年利回り(年利)」を利回りとも呼びます。投資信託で配当金がない場合、売却した場合に得られる「売却損益」がそれにあたります。

利回り=利益÷投資元本×100

投資信託の平均利回りの相場は3%~10%程度です。投資を始めたばかりの人にとって、目指す利回りは5%前後が一般的と言われています。一般的に高い利回りを想定した銘柄では、その分リスクが高くなる傾向があります。利回りはマイナスになることもあります。

20代だからできる100万円を年利5%で長く資産運用した場合

仮にあなたが25歳だとしましょう。60歳までには35年。65歳までには40年。70歳までには45年あります。

  • 35年では…100万円 → 550万円ほど
  • 40年では…100万円 → 700万円ほど
  • 45年では…100万円 → 900万円弱ほど        となります

人生の三大支出

ここで、話は変わりますが人生の中で大きくお金がいるものを、「人生の三大支出」といい、住宅取得資金、子どもの教育費、老後の生活資金がこれにあたります。将来結婚するかもわからないと考える人もいるでしょう。ましてやマイホーム、子どももできるかどうかわからないのに教育費だなんて!

わかります。私もはるか前は20歳代の時がありました。でも生きている限り、老後は誰にでも来ます。その時には遅いとは言いませんが、今、老後を意識にいれることで、未来を意識することで、将来のライフプランを片隅にいれることではるかに有利な老後を迎えられます。

結婚してからの生活は

たとえばあなたが、数年後に結婚して子供ができたとしましょう。すぐにおむつを買ったり、ベビー服、ベビーグッズを買わなければなりません。子どもが少し大きくなれば、どこかに連れて行ってあげたいでしょう。だんだん自分に使うお金は後回しになってきます。実は、教育費が本当に要るのは子どもが大学に行く時です。今までとは桁が違ってくるぐらいかかります。

家族が住むための家賃は必ず発生します。どうせ家賃を払うならマイホームを買って住宅ローンを払った方がと思うかもしれません。

もし、マイホームを購入した場合は教育資金と住宅ローンは同時に進行します。子どもが大学を卒業するまでは、自分の老後のことまでは考えられません。気が付いた時には早くて50歳でしょうか。

老後資金を結婚前に貯めると将来がちがってきます

50歳から老後資金を貯めて遅いとは言いませんが、あなたがもし25歳で老後資金の一部100万円を資産運用していたら、65歳の頃には物価がどれぐらいになっているかは分かりませんが、ちまたで言われている老後資金2000万円の三分の一ぐらいは用意できているわけです。

私がお勧めの100万円の貯め方はつみたてNISAです。33333円を毎月、一年で40万円。目標これを2年半続けます。これは必ず老後まで取り崩ししません。つみたてNISAの非課税期間は20年ですが、20年たっても特定口座に移し取り崩ししません。20年後からは税金20%強がいりますが、それでも取り崩しません。

もし、2年半以上積み立てれば、老後までに子どものことに使ってもいいし、積み立てるのをお休みして結婚資金を貯めるのも良いです。

というわけで60歳を前にした私が20歳代の子ども世代に伝えたいことはつみたてNISAを利用して老後資金の一部100万円を貯めようでした。

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