投資信託などで長期運用した場合の未来のお金がわかります。6つの係数があることをわかっていると金融リテラシーがだいぶん強化されます。
資金計画を立てるさいの6つの係数終価係数
- 終価係数…現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める場合に用いる係数
例:100万円を年利2%で運用した場合の5年後の金利
2.現価係数…一定期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める場合に用いる係数
例:年利2%で5年後に100万円を用意するためにはの元本
3.年金終価係数…毎年一定金額を積み立てた場合の、一定期間後の元利合計を求める場合の係数
例:年利2%毎年20万円を積み立てた場合の5年後の金額
4.減債基金係数…一定期間後に一定金額を用意するための。毎年の積立額を求める係数
例:年利2%5年後に100万円を用意するためには毎年いくら積み立てるか
5.資本回収係数…現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を計算する係数
例:100万円を年利2%で運用しながら5年後で取り崩した場合の毎年の受取額
6.年金現価係数…将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算する係数
例:5年間にわたって20万円ずつ受け取る場合、年利が2%のとき、必要な元本
どんな時に使いますか
これからの理想的な生活を想像するとそれに伴ってお金が必要となってきます。やりたいことリストに伴う未来のお金はいったいいくらいるでしょうか?現金をそのまま置いておいても10年後はそのお金のままです。リスクを生じることもありますがお金に働いてもらうこともできます。
未来のお金はいくらになっているか調べる
終価係数
〔例〕まとまったお金が100万円ある。銀行貯金の金利が低いので投資信託を買おう。4%で運用したとしたら20年後はいくらになっているのだろう
年金終価係数
〔例〕お給料の内、1万円で毎月投資信託をしたら年間12万円。年間12万円を4%で運用したとしたら20年後はいくらになっているのだろう
未来のお金を用意するために今どうするかを調べる
現価係数
〔例〕結婚前に貯めておいたまとまったお金があるとする。このお金は子どもの学費の一部、100万円にして15年後に使いたいと思っている。15年間投資信託にて5%で運用できたとしたら今、いくら投資信託に入れるといいだろう。(税金も考えてね)
減債基金係数
〔例〕現価係数のまとまったお金がないバージョンです。15年後の子どもの学費として100万円用意するために5%で運用できるとすると毎月投資信託でいくら積み立てていくと良いでしょう。
年金が足りないときに調べる
資本回収係数
〔例〕老後資金として投資信託に入れているお金が65歳で2000万円貯まった。利回り5%である。85歳までに運用しながら取り崩すとしたら、毎年いくら取り崩せるでしょう。
年金現価係数
〔例〕今60歳としよう。定年延長として65歳まで働くつもりだが、どうも年金では65歳からの生活費が5万円足りない。5%で運用できている投資信託である程度は用意できてはいるが、65歳まで投資信託をいくらにしたら、65歳から85歳までの20年間5万円を取り崩せるのだろう。
係数を知ることで
理想的な生活に近付くため、ライフプラン立てることは大切です。予定通り物事が進むとは限りませんが、予定をたてることにより予定と違っても計画の変更もスムーズに行えます。
係数を知ることでライフプランがより現実的になることでしょう。是非この6つの係数の存在を頭の片隅に入れておいてください。
使い方は簡単です。係数の名前を検索し、必要な数字を入れるだけで目的の金額が分かります。
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