10月22日(金)にFP3級資格試験を受けると決心して約2週間、ブログで頭を整理しながら勉強しようとしてきましたが、テストをしてみるとできないことも多く、数字の暗記があやふやであること,そしてペースが遅いことに気が付きました。
1月の試験に向けて合格を第一に考えるのなら過去問題をひたすら暗記をするのが効率は良さそうなのですが、私は暗記が苦手なのと目的は自分のファイナンシャルプランを考えれることなので1月の試験は受けますが、ブログでのまとめは続けていくことにしました。
テストをしてみたところで、つまづいているのは、キャッシュフロー表を作るときの変動率でも使った係数です。今日はその係数について掘り下げてみたいと思います。
資金計画を立てるさいの6つの係数
係数とは複利運用で必要な積み立て額を計算する時に知っていると大変便利なものです。次の6種類の意味を理解しておけば、将来たまる金額、ある必要な金額をいつまでに貯めるにはどうすればよいかなど、すぐにわかります。
1⃣終価係数 | 100万円を年利4%で複利運用した場合の5年後の金利はいくらか? |
2⃣現価係数 | 複利4%で5年後に100万を用意するためには元本いくら必要か? |
3⃣年金終価係数 | 複利4%、毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後の金額はいくらか? |
4⃣減債基金係数 | 複利4%、5年後に100万円を用意するためには毎年いくら積み立てる必要があるか? |
5⃣資本回収係数 | 100万円を複利4%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受取額はいくらか? |
6⃣年金現価係数 | 5年間にわたって20万円ずづ受け取る場合、複利4%で計算した場合、必要な元本はいくらか? |
今回は終価係数について考えてみます。
1⃣終価係数
試験では係数表が記入しており、終価係数の場合、年利4%で期間5年間預けた場合のかける数字は1.2167であることが分かります。(ネット検索でも係数の計算サイトがあります)この場合式は
1,000,000円×1.2167=1,216,700円
となり100万円を4%の金利で5年間運用すると1,216700円となります。
試験のために大事なことは、この話が何の係数の話かということが分かることです。5年後のということで最後の金額を求めていることから終価(終わりの価格)と覚えます。
架空の依頼があったことにします。ままなの友達の子供、たっくんは13歳。おばあちゃんから100万円を大学進学の時に使ってと渡されました。大学進学ということで18歳までの5年間とします。これを現在一番高い金利と思われる、銀行の定期預金に預けることにしました。その銀行5年定期預金の金利は0.35%です。この場合で計算してみましょう。
終価係数の年利
1,000,000円×1.018=1,018,000円
1,018,000円になりました。ここがだいたい今の日本の一番高い定期預金の年利ではないでしょうかここから税金が18,000に対して20.315%なので3656円。最終ざっと10,014,400円となります。
若い人は知らないかもしれませんが、ままなの20代半ばごろでは、銀行の年利が6%の時もありましたちょっとそれで計算してみましょう。
1,000,000円×1.338=1,338,000円
1,338,000円になりました。上の計算と比べると32万円もちがいます。ちなみにままながいつも預けている銀行では定期預金0.002%でした。ついでに計算してみましょう。
1,000,000円×1.0001=1,000,100円
となりました。とっても悲しいです。
年利って大切ね
複利と単利
金利には複利と単利があります。複利とは元本に対して発生する利息や配当金が利息付与の対象となるものです。一方単利とは、最初の元本にのみ利息が付くことです。銀行の定期預金には複利方式の商品と単利方式の両方があります。
複利方式
複利方式の金融商品には定期預金(複利型)、分配金再投資型の投資信託などがあります。発生した利息は満期になった時に元本と共に受け取り、途中で利息を行け取ることはできません。
発生した利息や配当金が元本に組み込まれていくので、運用期間が長くなるほど元本の金額は増えていき、それにともなって利息や配当金が増えていきます。
単利方式
単利方式の投資商品には個人向け国債、社債、地方債などの他、毎月配当金が入金される分配型の投資信託があります。利息や配当金が定期的に受け取れます。
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